サツマビナ (マクラガイ科)

16:28

Oliva annulata
サツマビナ-腹面

サツマビナ-背面

台風直撃間近の名護のビーチで拾ったツルピカのサツマビナです。

この個体は黒地に薄茶の△模様にも見えますが、下地はあくまで薄茶色に黒の▲模様。
いつも拾うサツマビナ(下の写真)は当然ツヤは全くなくて、黒い三角の模様もまばらです。

大きさは上のやつで31mmになります。

サツマビナ-その2


さて、このツルピカのサツマビナ。採集結果でブログに掲載したときは、最初タカサゴビナとしてました。
その後、色々調べた結果サツマビナに訂正したのですが、サツマビナとタカサゴビナの説明が図鑑によって違いがあるようです。

○2000年発行の「日本近海産貝類図鑑」では、サツマビナは淡黄白色地で、▲模様はほとんどない。
タカサゴビナは淡黄白色地に黒い▲模様がまばらにあり、さらに褐色の細かい三角模様が密にある。
なお、そこに掲載されているタカサゴビナの生態写真は上のツルピカと模様がそっくり。

○1995年発行の「沖縄の海の貝・陸の貝」ではタカサゴビナはサツマビナと同種であると書かれてます。

○2006年発行の「日本の貝1」では、タカサゴビナのみ掲載されてます。

ネットでも色々調べたところ、「日本近海産貝類図鑑」に掲載されているサツマビナの▲模様がほとんどないやつは、鳥羽水族館HPのニクイロマクラとそっくりで、学名からこのニクイロマクラはサツマビナの亜種になってるようです。
  サツマビナ Oliva annulata ニクイロマクラ Oliva annulata carnicolor

そろそろまとめたいのですが、さらに似た奴が出てきてよけいややこしくなってきました。

とりあえず、「沖縄の海の貝・陸の貝」では同種となってますが、サツマビナとタカサゴビナは別種ということにしておきます。
その見分け方ですが、わかりやすいのは下の写真の矢印で示した斜めに並ぶ黒い■の模様。
これが■ ■ ■ ■だとサツマビナで、
多少クネクネした細い線が┃┃┃┃┃みたいにたくさん並ぶとタカサゴビナのようです。

このほかにも、黒い▲模様だけでなく、小さい茶色の△模様が密にあるのがタカサゴビナの特徴じゃないかと。
サツマビナ-模様

で、サツマビナの▲模様がほとんどないやつは亜種のニクイロマクラなのかなと。
亜種とするかどうかは微妙な感じで、「日本近海産貝類図鑑」では一緒にしてるみたいです。

ふぅ~ 久々のに頭使って疲れました。
関連記事
スポンサーサイト


コメント

  1. はらはち | URL | -

    Re: 光沢最高

    こんにちは、シマナイチャーさん。
    マクラガイもツルピカが映えるきれいな貝ですよね。

    シマナイチャーさんのコメントによく出てくる干潟の這い跡さがし、私もこれを聞いてからやりたくてウズウズしてます。最近出かけるチャンスがないのが残念です(T_T)

    しかし、ジュドウマクラの黄色い汁は驚きですね。外敵から身を守るための何かなんでしょうか。
    ジュドウマクラも有毒とのことですので、危険な香りがします。逃がして正解ですよ。


  2. シマナイチャー | URL | SFo5/nok

    光沢最高

    はらはちさんこんばんは。マクラガイいいですよね。サツマビナは、冬の夜の干潟で、たまに砂地にできた這い跡を追っかけて採集していると、タケノコガイ類に混じって拾うことがあります。もちろん潜水の時もですけど。ヘコミマクラなんか、かわいいんですきです。そういえば、以前ジュドウマクラをとったとき、すごいクサイ汁をだして驚きました。クサイ臭いですが、化学物質系の臭いです。しかも蛍光の黄色い汁でした。思わず逃しました・・・。

コメントの投稿

(コメントの編集・削除時に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

Trackback URL
Trackbacks