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アンボイナ (イモガイ科)

22:50

Conus geographus
アンボイナ-腹面

アンボイナ-背面

満を持しての登場となりました。キラーシェルこと、アンボイナです。

口から出す銛状の歯舌には強力な毒(神経毒)があります。
刺されても痛みはほとんどありませんが、手足のしびれから全身麻痺となり、呼吸困難で死亡する場合も。

これまで多くの死亡例が確認されているそうです。

沖縄ではハブガイとかハマナカーと呼ばれています。
ハマナカーの由来は、この貝に刺されると陸に戻ろうとしても浜の途中で命を落としてしまうことから付いた名前のようです。

イモガイ科にはアンボイナの他にもタガヤサンミナシやニシキミナシ、メノウイモガイモドキシロアンボイナなどなど、毒を持った貝はたくさんいますが、とくにこのアンボイナは攻撃的で、手でつかんだりすると発作的に刺す習性があるそうです∑(゚ロ゚;)。

おぉ怖っ(((;゚Д゚)))。触らぬ神にたたりなしです。こんな貝を見つけてもとにかく触らない事が肝心です。

|   |・ω・`)<それほど数は多くないようです。が、念のため気をつけてね!
殻は綺麗なんですけどねー。写真の貝はもちろん死殻でした(;-_-) =3

見分けるポイントはこの殻頂のトゲトゲ。いかにも悪の親玉といった感じ?
シロアンボイナやムラサキアンボイナはぱっと見の形や模様は似てますが、このトゲトゲがありません。
アンボイナ-殻頂

採集場所は名護の漁港そばの海岸。大きさ60mm。
大きくなると130mmにもなるようです。(((((((;゚Д゚))))))))ヒァーーーーー!!



完全に悪者扱いなのもかわいそうなので、ちょっとアンボイナいい話を。
ネタはナショナルジオグラフィック日本版サイトより。

「皮肉なことに、これらの毒成分の中には、個別に抽出すれば鎮痛剤として作用する可能性を持つタンパク質が含まれている。研究により、これらのタンパク質が人間のある特定の疼痛受容体に作用すること、そしてモルヒネの1万倍の効果があるが、依存性や副作用がないことが明らかになっている。」

チョウセンアサガオの毒はむかーし全身麻酔にも利用されたし、漢方薬には毒キノコも使われてるそうです。
人間に作用する毒は、うまく利用すれば逆に役に立つこともたくさんあるようです。
薬だって大量に飲めば人も死ぬわけですから、そういう意味では大差ないんですよね。
がんばれアンボイナ!汚名返上の日も近い。
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